観劇・映画・ドラマ、ボルダリング、シーカヤック、健康法など、好きなこと、実践していること、興味のあることを徒然なるままに書いてみようと思います。
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 ボルダリングって人生に似てる?
2011年09月06日 (火) | 編集 |
東日本大震災以来、津波に対する警戒心もあって、夫婦共通の趣味だったシーカヤックからすっかり遠ざかってしまった。 その代わりといっては何だが、節電のためのサマータイム導入と共に、私たちの前に突如現れたのがボルダリングである。

ボルダリングとは“ボルダー(岩ころ)"を使って石の壁を登ること。フリークライミングという呼び方の方が馴染みがいいかもしれない。ちなみに、オリンピックのマラソン選手がよく高地トレーニングしている米国コロラド州のボルダーは、岩ころがたくさんあることが地名の由来だそうだ。


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夫からはじめてボルダリングに行こうと誘われたときは、「なんで私が?」と思ったものだ。自慢ではないが、典型的な文系で運動神経ゼロ。生まれ育ったのは銀座から徒歩圏の都会のど真ん中で、若いときは自然の中に長くいると体調が悪くなるような人間だった。ところが、実際にやってみると、これが意外と面白いのである。久しぶりにランチをした友人に熱っぽくボルダリングの魅力について語り、「はじめたばかりでそれだけ熱弁がふるえるなんて、相当ハマってるのね」と呆れられてしまったほどだ。ちなみに、偶然にも彼女のご主人はもう1年もジムに通っている大先輩だった。

というわけで、なぜ運動オンチかつ中年のオバサンである私がボルダリングにハマってしまったのか、その要因を整理してみた。

一つは単純に、壁が綺麗で可愛いこと。私たちが通っているのは山ではなく、T-Wallという室内のクライミングジムである。ジムの中は傾斜の異なる数面のコンクリートの壁があって、色とりどりのボルダー(岩の突起)が打ち付けられている。そのカラフルさがなんだか保育園みたいな感じでワクワクするのである。ちなみに、上の写真はその江戸川橋店で夫の同僚&私が師匠と仰ぐK氏の撮影によるもの。週末には家から近い大岡山店に行くことが多いが、夏休みには近所の子供たちがお母さんに連れられて、山猿のようにどんどん壁を登っていた。

二つ目は身体一つでできるシンプルかつ安価なスポーツだということ。必要なのは専用のシューズとチョークという滑り止めの白い粉だけ。それもお金を払えばジムで貸してくれるから、Tシャツと動きやすいパンツがあればOK。私は3回目にマイシューズを購入したが、1万2千円くらいだったから、ダイビングやゴルフに比べればはるかに安い。

三つ目は課題をクリアするのが楽しいことである。ボルダリングにはグレードというものがある。どんなボルダー(石の突起)でも使っていいのなら、たかが3~4メートルの壁だから、傾斜さえなければ上まで登るのはなんてことない。ところが、課題によって難しさを表すグレードが付いていて、たとえばピンクの1という課題だったら、ピンク1のテープが貼ってあるボルダーしか使ってはいけないことになっている。グレードが高くなればなるほど、ボルダーとボルダーの間が離れていたり、ボルダーの持つ部分がほとんどなかったりして、難易度が上がっていくのである。また、手だけ指定されていて、足は自由に動かしていい課題と、手も足も決まっている課題があり、手足が限定されているものは、目で探すのも大変なので、手だけのものより難しい。

そして四つ目は、他のクライマー(というのかな?)との交流があること。ボルダリングは一つの壁面に一人しか登ってはいけない規則になっている。万が一、上から落ちてきた場合、後から登っている人間が巻き添えになって危険だからだ。そのため、混んでいるときは、4~5人の人が壁面にいる人の登り方を眺めていることになる。これが非常に参考になるうえ、各々個性があって面白い。20代とおぼしきバレリーナのような華奢な女性が柔らかい体を武器に軽々と登っていたり、60代前半に見えるおじさまが仙人のごとく、ゆっくり確実な足さばきで難題をクリアしていったり。たまに、二度、三度と挑んでもクリアできない課題があると、「こうしたらどうかな?」なんて同じ壁面を使っている人からアドバイスをもらえることもある。

「一人黙々と筋トレしてるスポーツジムより、よっぽど人間的で知的なスポーツじゃない!」

そう思った瞬間、かなりボルダリングが好きになっていた。ボルダリングって、公文式のドリルやピアノのレッスンみたいに、着実に課題をクリアしていく真面目さと、「怖い、私にはムリ!」と思っても、上にいくために、ときには勇気をふりしぼって離れた岩にジャンプしたり、片手で岩につかまったりする度胸が求められるのだ。

「チャレンジしたら下に落ちるかもしれない。だけど、チャンスに飛びつかないと、次に進めない。ボルダリングって、人生に似ている・・・」

友人たちを誘うと「クライミングは危険なスポーツだから・・・」とか言われて、反応はすこぶる悪い。その気持ちもわからなくない。ジムでは壁の下に分厚いマットが敷いてあって、怪我をしないようになっているし、一度落ちたことがあるけど、まったく痛くなかった。それでも、足を踏み外して落ちるのはやっぱり怖い。とはいえ、クライミングジムでやっている分には、冬の雪山に登って遭難したり、サーフィンの最中に波にのまれたりすることはない。自然の脅威にさらされる多くのスポーツよりよほど安全なことは確かである。ですから、中高年のみなさん、是非一度、ボルダリングにトライしてみて下さいね!

次回はボルダリングの道具についてご紹介するつもりです。どうぞお楽しみに~



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